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幸福の価値基準。

うちの子はダウン症です 松野明美さん、告白に共感の輪
2008年12月23日12時32分

 ソウル五輪陸上1万メートル代表でタレントの松野明美さん(40)=熊本県植木町=は、次男の健太郎ちゃん(4)がダウン症だ。周囲の目を気にしてこれまでずっと隠してきたが、今秋、テレビで告白した。成長し、笑顔を見せる健太郎ちゃんが人生観を変えてくれたからだ。

 熊本県大津町の小学校で今月あった教育講演会。松野さんは小学生や保護者ら約800人を前に、長距離走を始めたきっかけや厳しい練習、五輪の思い出を冗談を交えて話した。そして切り出した。

 「ダウン症を知っていますか。うちの健太郎はダウン症です」。病弱で体が小さいこと、それでも一生懸命がんばっていること、3歳で歩けるようになったときの感動。「人生は、一番でなくてもいいと気づいた。その人のペースで、ゴールを目指せばいいと」


 健太郎ちゃんは出生時、2700グラムあったが、血色が悪く泣き声はか細かった。集中治療室に入り、退院まで3カ月かかった。ダウン症で、心臓奇形で心肺機能が低下する病気があり、手術が必要だと告知された。

 「どうして私の子が」。事実を受け入れられなかった。不安になり、夜中に突然泣いたりした。ダウン症の子がいるのは人生では負けだと思った。タレントとして明るいイメージが崩れるのを恐れた。

 一緒に外出するのは避け、やむを得ない場合は隠すようにして車に乗せた。病院では帽子を目深にかぶってうつむき、松野明美だと気づかれないようにした。

 そんな松野さんを、夫でマネジャーの前田真治さん(40)は 「受け入れられるまでに時間がかかるだろう」 と見守った。そして積極的に長男の輝仁ちゃん(6)と健太郎ちゃんを外に連れ出した。

 体重が10キロになった2歳半のとき、健太郎ちゃんは福岡市立こども病院で心臓の手術を受けた。松野さんは過去のどのレースよりも緊張して待った。手術は成功し、血色は徐々によくなった。少しずつ元気になり、無邪気な笑顔の健太郎ちゃんに、癒やされていく気がした。「ダウン症なら不幸なのか。幸不幸は他人が決めることではない」 と気づいた。

 「隠してきたのは結局、体裁をつくろうため。自分のことばかりで、健太郎のことを考えていなかった」 と反省。隠す必要はないと思えるようになった。

 そんなころテレビ関係者から、健太郎ちゃんのことを話さないかと打診された。前田さんとも相談し、決意した。10月にTBS系のバラエティー番組 「復活の日」 初回のスペシャルが放映されると、電子メールや手紙が200通以上届いた。9割はダウン症や自閉症の子どもがいる家族からだった。共感や励まし、自分たちの体験をつづっていた。

 「公表してよかった。思いを同じにする多くの仲間ができた」。26日は健太郎ちゃんの5歳の誕生日。「生まれてくれてありがとう」。そう言ってあげるつもりだ。(宮田富士男)


※引用
asahi.com(朝日新聞社)
http://www.asahi.com/national/update/1222/SEB200812220006.html
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 リンク先の松野さん、とてもいい笑顔をしている。幸福なんて、他人が決めるものじゃない。幸せの価値基準なんて極めて個人的、主観的なものだ。幸せの絶対基準などない。

 辛いなかでも人間は幸福を見出せる動物だと思う。だから変化する環境に耐え、慣れていくことができるのだと思う。しかし、これは良くも悪くもだったりする。

 「あなたは今幸せですか?」

 この答えは、簡単に出すことができる。

 いい笑顔で笑えるかどうか。

 いい笑顔で笑えたら、あなたはきっと、幸せです。

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