『七人の侍』 1954 年公開、監督:黒澤明

『 七人の侍 』
出演: 三船敏郎, 志村喬, 稲葉義男, 宮口精二, 千秋実 ほか
監督: 黒澤 明
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ずっと気になってて観る機会を逃していた映画。少し古い言葉がところどころ出てくること、音声の関係から聞き取りにくいところがあって日本語字幕つきで鑑賞した。白黒画面に音声モノクロ。なのに、ぐいぐいと引き込まれるこの映画の魅力はいったいなんなのだろうか。
強者から一方的に略奪されるだけの絶望的な立ち位置の百姓たち、そんな百姓達の境遇に関わった侍たち。食うには困らんが、一銭の得にもならない仕事。
もし私がこの侍たちの立場であるならば依頼を受けたであろうか。人は損得勘定だけでは動かないところが人たる魅力でもあると思う。この映画を観ていると 「人とは何か?」 ということを、その心の内面にまで突き刺さるかのごとく考えさせられてしまう。
映画に出てくる菊千代の言葉、これは今の世に生きる私たちも身につまされるものがあるのではないだろうか。
「だがな、こんなケダモノ作りやがったのは一体誰だ?」
今の世にある多くの問題。東電しかり、オリンパスしかり、根本的な政治家・官僚問題しかり。今の世は、今を生きている人たちが作ったのではないか。誰かのせい?いや、今の自分たちの境遇、今の世の中は、自分たちが作ったからこうなっているのではないだろうか・・・。
自分たちの仕事についても考えてみる。業界の文句、会社の文句、生活の文句・・・。おかしいと思うなら、自分から変えようとしない限り何も変わらないと思う。今の自分にしろ、今の環境にしろ、それはやっぱり自分が作ったものなのだ。
黒澤 明 はこの映画で何が言いたかったのだろうか。決してハッピーエンドとは言いがたいこの映画。思うに、『人にはさまざまな生き方があるわけだけれども、あなたたちはどう生きますか?』 ということを、鑑賞者に問うているのではないだろうか。
強者となって略奪し快楽を追及する生き方、絶対服従してでも食うために生きていく生き方、我関せずを貫きながら生きる生き方、弱きの助けになることに生きがいを見つける生き方・・・。
あなたはどういう生き方を選びますか?
Fin.








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